ゲームに囲まれたい生活

自分の趣味、特にゲームをを押し出していくブログです。

いま改めて振り返る仮面ライダーの普遍の要素

どうも、お久しぶりです。

前回みたく一年単位の更新にはなりませんでしたが、お久しぶりの更新です。

今回はいつもとは違いゲームの話ではなく、仮面ライダーの話について自分なりに整理したいなと思っています。お付き合いいただければ幸いです。

 

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題名にも書いた通り、今回は仮面ライダーにおいて共通する要素=仮面ライダー仮面ライダーたり得る要素について個人的に振り返っていきたいなと思います。現時点で50周年を迎え、ライダーの数も100以上を優に越す数となった昨今ですが、その中でも変わっていない要素がいくつかあります。(ファン特有のこじつけ要素がなくはないですが...)

 

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1・意匠面から見た普遍の要素

 まず最初にパッと思いつくのはその容姿です。ファンにとってはお馴染みの要素としては複眼、クラッシャー、触覚、Oシグナル、マフラーなどがあげられますが、すべてのライダーに共通するわけではないですよね。わかりやすく言えば、響鬼、エグゼイド系のライダーには複眼がないですし、龍騎やゴーストのようにクラッシャーの部分が分からないライダーも多くいます。逆に言わせれば初代ライダーの要素がどこかしらに入っていることが、デザインを見たときにライダーだと納得させられる一つのポイントになっているのかなと感じています。

 

そして何より大事なのがベルトです。ライダーの象徴ともいうべきものでありながらも変身アイテムではないことも多く、それほどサブライダーなどでは重要視されていない印象が先行しがちですが、やはりライダーをライダーたらしめる重要な意匠です。今現在仮面ライダーの名前が付く中で意匠としてベルトをしていないのは真・ZO・Jの3人だけだったはずです。(サブライダーを含め)元々続編が作られてスーツなどお馴染みの意匠を上に被せる予定があった真、ライダーの意匠をよりシャープにした結果、腹部に埋め込むことになったZO、そして変身前はバックルにJスピリットが装着されているJと、それぞれ挑戦の過程の理由でベルトの意匠が付きませんでした。

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しかしながら、それらを除いてどんなライダーにもベルトが付いているのでこの点は普遍の要素と言えるのではないでしょうか。

現にサブライダーのくくりではない魔進チェイサーなどはベルトの要素がないため、この点はライダーをデザインする中で徹底されているのではないかと推測できます。

後、完全な余談ですが、ルパンの斜め掛けベルトかっこいいですよね...。とまあここらでデザイン面に関してのお話は終わりにして、設定面から見たライダーのお話を見ていきたいなと思います。

 

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2・設定面から見た普遍の要素

設定面で昔から言われているのは、親殺し、同族同士の争い、自己否定の3つですね。具体的にどういうことかというと、自身を作り出した、もしくは力の源となる存在に対する戦い(親殺し)、同じ技術を源流とする力の使い方が違う怪人との闘い(同族同士の争い)、敵を倒した後も、その力の強大さから力を捨てる、もしくは人知れず戦い続けることを強いられる(自己否定)ですね。

前述した二つは比較的多くの方が知っているかと思いますが、解釈が分かれる部分について詳しく見ていきたいと思います。まず最初はXライダーについてですね。改造自体は深海改造用サイボーグとしてされたため、GOD機関の介在の余地がそこまでないので正直上記の項には当てはまらないと考える人もいます。しかしながら大まかなくくりにすれば、改造人間としては同種であり、その親である組織を倒す構図は変わっていないという点では当てはまってはいます。なので直の親ではなく、同種の親であるという点でグレーになるといえます。その点についてはスーパー1も同様になりますね(Jはさらに大きなくくりにしないとはいらないかも・・・?)。

その点平成では企画途中からライダーに変更されたとされる響鬼以外では基本的に、この点は守られ続けています。その響鬼でも設定の追加によって力の源流が同じ(大昔の陰陽師によって生み出された術)ということになったのでグレーな部分を含めればこの2点は普遍の要素と言っていいでしょう。

問題は最後の自己否定の部分ですが正直、戦う仲間の増えた昨今ではそこまで重要視されていない設定かなと思います。人とは違うから孤独になり、孤独であるから自分が消えるまで戦い続ける。初代から今に至るまで一緒に戦ってくれる仲間が増え、孤独に戦い続ける必要性が薄れてきたというのはあると思います。物語が終わっても戦い続けるライダーが多いのですが、自分を否定して(人の世にまぎれずに)戦い続けるライダーはあまりいないので最近はそこまで意識されていないのかもしれません。

 

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3・総評

普遍的な要素を振り返ると題してみてきましたが、裏を返せば、いかに原作の仮面ライダーから離れてきたかということを表していると思います。多種多様でデコボコ、全部に共通する要素は本当の最低限、それが昨今のライダーの面白さを支えている一端だと改めて感じました。作品によって原作の仮面ライダーの要素を意匠面、設定面ともに上手く織り交ぜながら、時に強調して最終的に、これも仮面ライダーだと思わせてくれるバランス感覚には驚かされるばかりです。

歴史あるシリーズですので、たまにはこういったことを考察するのも楽しみ方の一つであると思います。今後もいろいろな作品をいろいろな視点で楽しんで行けたら、幸せだろうなと思います…。

 

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