ゲームに囲まれたい生活

自分の趣味、特にゲームをを押し出していくブログです。

ダークナイト三部作について語りたい...。

どうも、お久しぶりです。

不定期と言いつつ、全然更新できておりませんでした。

自分の書きたいことを文章にするのに苦痛を感じていた時期がありましたがゆえに、ご容赦ください。

そんな今回なのですが、2000年代に公開されたクリストファー・ノーラン監督によるバットマンダークナイトシリーズを拝見いたしましたので思いの丈を綴りたいと思います。

バットマン原作(アメコミ)未見での感想となります。(ゲーム版のアーカムナイトは少しだけ・・・)

 

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目次

・新シリーズの幕開け!バットマンビギンズ

 

 

 始まりがアメリカですらなく、アジアの留置所に主人公のブルース・ウェインが捕まっているところから始まる本作は、尺の前半がゴッサムシティではないアジアが舞台。話の流れとしては犯罪者の心理を学ぶためにアジアの国を放浪し牢獄に入っていたところに謎の男デュカードが訪れるところから始まる。デュカードからの言葉を頼りに訪れた場所で犯罪者と戦う術を身につけ、ゴッサムに帰還、バットマンとしてスケアクロウなど街の犯罪者に立ち向かってゆくというのが大まかな内容だ。

また、本作ではブルース・ウェインの過去、ラーズ・アル・グール、そしてスケアクロウの恐怖による発狂ガスなど恐怖というワードに強くフィーチャーされている。

 

 最初に見たとき、最新作バットマンとの相違が大きくて困惑したのを覚えています。しかしながら新たなバットマン始まりの物語として、力を得る経緯やなぜ犯罪者を殺さないのか、などのブルースの精神性をわかりやすく描いてくれているので、バットマンのストーリーに馴染みのない自分もすんなりとその後の物語を楽しむことが出来ました。

 ブルースが自身の恐怖と向き合い、その恐怖を犯罪者に対しての恐怖の象徴へと昇華させる物語上の演出は本作の見どころの一つであり、この作品、後のシリーズの礎となっています。

 この流れで個人的に注目してほしいキャラの話をしたいんですけど、今作のブルース・ウェインのキャラがめちゃんこ好きなんです。犯罪を憎んで、果てはアジアの遠い国までやってきて目的のために行動できるほど強い意志を持ちながらも、バットマンとしては人を殺さず、カモフラージュとはいえ(何割かは本気っぽそうですが・・・)柔和な笑みを浮かべ、美女を侍らせるとっちゃん坊屋な柔らかい部分を併せ持っているギャップがすごく自分の心に刺さりましたね。今後の2作目、3作目と重ねていく中でも、体は徐々にボロボロになっていきますが、そういった精神面で揺らぐことは少なく、最後まで余裕を持ったとっちゃん坊屋(表向きは)な柔らかい表情を見せてくれます。

 

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 次に紹介したいのがスケアクロウことクレイン博士ですね。精神科医として犯罪者に対しての精神鑑定などを行っていますが、中身は真っ黒の一言。自身で作った薬を水道管に混ぜ、街を恐怖の幻覚の中に沈め阿鼻叫喚の地獄絵図に陥れます。そんな彼ですがものすごく美形です。個人的にはまずそこに目が奪われました。それでいて裏の顔から表の顔を取り繕った場面での演技の色気がむんむんしてるんですよ。精神鑑定後に部屋から出てきた後の演技が何度見てもたまらんですね。そして何気にメインキャラを含めても珍しい3部作皆勤賞でもあるので彼の登場するシーンをぜひ注目して見てほしいです!

 そして最後に語っておきたいのがフォックスです。ウェイン社の窓際部署(窓際部署といいながら高性能なもの抱えすぎでしょ・・・)にて開発されたものの使われず燻っているものを管理する職務についています。それらを横流しをしてバットマンの装備を創ってくれる、この人なしにはバットマンが始まらない超有能おじさんでございます。3作目まで通してウェインとの関係性が非常に好きなキャラですね。(アルフレッドは外せませんが・・・)技術的に無茶な要求を通してくるブルースに対して小粋なジョークを交えながら決して無理とは言わないベテラン感(といったらいいんですかね?)を感じさせてくれる物語の清涼剤の一人です。

 ここまで一作目の紹介だったのですが、想像以上にカロリー消費が激しかったので次項以降、カロリー消費抑え目で文章量が少なくなるかと思いますがご容赦ください。

 

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・宿敵ジョーカー襲来!ダークナイト

 

 

 映像の初めから銀行強盗、なおかつジョーカーの犯行で始まりからとばしてゆく本作は、このシリーズの3部作の中で最もバットマンらしい作品と言えるかもしれません。(作品中、ずっとバットマンとして活躍しているのが本作だけなので当たり前かもですが・・・)

そんな本作はバットマンの全盛期ともいえる時期の作品であるように思う。バットマンの活躍により、犯罪者は恐怖を覚え、バットマンの存在により、犯罪自体が抑制されて幾分かましになったゴッサムシティに新たな刺客ジョーカーが現れる。次々と起こる予測不可能な犯行に対して、警察において信頼のできるゴードン刑事、検事局の期待の星ハービー検事と共にジョーカーを追い詰めてゆこうとするが・・・といったことが本作の内容だ。

 

 本作を語るうえで欠かせないのは、やはりジョーカーの存在だろう。バットマンを描くとなったら必ずどの作品にもその影をちらつかせる。単独で映画も公開されるなど、もはやバットマンにおいては二枚看板のうちの一枚ともいえる存在だ。そんな彼がバットマンの全盛期の作品にてメインの敵を張る。序盤からジョーカーは仲間の心理すら手玉に取る賢しさ、一切犯行に手間取らない手際の良さ、人の命を弄ぶ残虐さを惜しみなく発揮してくる。銀行強盗に始まり、司法に関わるものの殺害、市長の暗殺未遂、客船に乗った犯罪者と一般市民の命お互いの手に委ねて脅したりするなど細かく書いたらきりがないほど息をするように犯罪を引き起こす。壊れた人形のような歩き方や何をしでかすかわからない挙動不審さにより不気味さを助長させ、作品内においてとてつもない存在感をはなっている。(ナース姿で爆破スイッチ連打とかね・・・)

その反面、終盤では自分の計画の通りに進行せず底を見せてしまう感じもあったように思い、そこは少し残念だった。(続編に登場予定もあったのだろうか・・・)

 

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 また本作からはバットマンお馴染みのキャラ、ゴードン刑事の活躍も増えてくる。前作では警察組織自体の腐敗があり熱意を失いながらも、決して汚職などには染まらず家族を大事にする人格者として描かれていた。今回はバットマンの存在により、汚職や腐敗も表面上はなりを潜めたため、数々の事件に対して組織の力を行使しバットマンと協力して活躍する姿を見ることが出来る。

ブルースが子供の時にコートをかけてくれた優しさを持ち、年を重ねて表面上には出さないものの仕事に対して熱い想いを感じられる、人間としてすごくいい人だと思います。あとベタなところなんですけど、おまえ死んだのか…をした後に、実は生きてて助けてくれるのが個人的にかっこよくて好きなんですよね・・・。(原作を知ってる方からすると、生きているのは分かりきった展開だったのかもしれませんが・・・)

 本作は多くの人が印象として抱く、バットマンのいるゴッサムシティの日常を描いていたように強く感じました。ビギンズにて影の同盟の野望を打ち砕き、今作にてハービー検事、そして自分の存在を犠牲にすることで犯罪の起きない平和な街への道を切り開いたバットマンはいつまで戦い続けるのか・・・、次作にてブルース・ウェイン最後の戦いが描かれます。

 

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・壮絶に散る最後・・・ダークナイトライジン

 

 

 ダークナイト3部作の大トリをかざる本作は、前作から8年の時が過ぎ、平和になったゴッサムが始まりとなる。長年の戦いで体がボロボロなブルースはバットマンとしての活動をやめ、再建したウェイン邸にて引きこもり、ブルースとしての人生を見出せずにいた。そんな中、式典会場であるウェイン邸にキャットウーマン=セリーナが紛れ込み、ブルースの指紋と母の形見のネックレスを持ち去る。街でテロを起こし、地下水道にて怪しげな工作をするベインも登場し8年止まっていた物語の様相は劇的に変化してゆく。

 見終わった後に一番初めに思ったのは、ラストの40分、それまでのものを全てを詰め込んだなということです。個人的にはラストの流れは100点満点と云いたい。ビギンズから始まったバットマンを最高の終わり方で迎えてくれたように思います。ブルース・ウェインはどうなったのか、ブレイクの本名はとか、ゴードンの最後の式典での表情とかすごい涙腺が緩まされてしょうがなかった・・・。最後のとあるシーンで本シリーズ唯一、バットマンのマスクから中のブルースの表情がにじみ出てきたところとかはもうやばいんですよ。(疲れと感情ぶち上げで語彙力が無いでございます。)

とにもかくにもそれまでの積み重ねをしっかりと使い切ってくれたと思います。見終わった人は、この物語の後も絶対に見たくなると思う、いい引きをしてるんですよ。(自分が終わり良ければすべて良しの人なので余計にかもしれませんが)

反対に前半~中盤部分はブルース・ウェインバットマンとしての再起を描いており、バットマンとしての活躍はあまりありません。大トリの映画としては、最初からバットマンの活躍を見たいと思わないでもなかったですが、再起の話としても普通に好きなので、これでよかったのかなという気持ちではありましたね。

 

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 3作目になりまして、ここで語りたいのは本作から登場するブレイクです。ゴッサムの警官として町の治安を守るべく行動します。若くて非常にまっすぐな上、バットマンの正体を見破ったり、ダゲットの動きに感づいたりと抜群の勘の良さを発揮します。終わりには本名も明かされ、この世界でのその後の活躍が非常に気になります。組織立って動くことは少なく、単独で行動する場面が多かったので、最後から何かしらの形で続かなかったのが個人的には悔やまれますね・・・。

 トリの作品なのでご自身の目で見てほしいなと思うので、多くの肝心な部分は語りませんが、前二作を見ていただけたなら冒頭の感想の意味を分かっていただけるかなと思います。「伝説が、壮絶に、終わる。」キャッチコピーに違わない壮絶な最期を見届けてください。

 

・最後に

 ここまでのご拝読ありがとうございます。

3部作通してみていただけると、物語の余韻をより深く感じていただけると思います。マーベルの映像化もいいですが、DCの映画化もいいですよね・・・。2

022年度版バットマンの続編を楽しみに待ちたいと思います。

ここまで本当にありがとうございました、また次回。

 

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