どうも、こんにちは。
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は直近までプレイしていて、ようやくクリアできたゲームを紹介します。
目次
カドゥケウス、そのゲームの概要
本作はATLUSからWii本体の発売と同日の2006年の12月12日に発売されたロンチタイトルです。ドラマチック手術アクションと銘打たれた医療、特に手術を題材としたゲームです。DS版である「超執刀 カドゥケウス」をもとにもう一人の主人公やシナリオの追加、Wii用にグラフィックや操作方法を一新するなど多くの追加要素を加え、Wii用にブラッシュアップされたバージョンになっています。
内容としては新人医師の月森先生の成長、ギルスと呼ばれる病原体との闘いを描くアドベンチャーパートと、そのアドベンチャーパートに沿って展開されるアクション(手術)パートの2つが主な内容になっています。
最初は本当に研修医ぐらいの手術経験ほとんどなしの月森先生がどんな風に成長してゆくのか、どんどん広がってゆく今までに類を見ないギルスの脅威にどのように立ち向かっていくのか、そのあたりが本作の見どころになるのかなと思います。
難易度キツめ?手術アクションとは
それでは本作の肝となる手術パートをちょっとだけ詳しく紹介したいと思うのですが、正直に言うと難易度的にはかなりの曲者です。まず手術パートの画面の説明からです。画面右上が制限時間とスコア、中央上部のバーと数値がバイタル、左下が手術器具、そして画面中央の身体が手術対象になります。制限時間もしくはバイタルがゼロになることがゲームオーバーの条件なので、それらに気をつけながら進めていくことになります。
操作方法としてはヌンチャクのスティックで手術器具を選び、Wiiリモコンのポインティングによって器具を操作するといった形になります。序盤のチュートリアルで器具の操作について教えてくれたり、画面右下にいるキャラクターが助言をしてくれるので手術の手順で迷うことはほぼないと思います。そういったUIの面ではかなりプレイしやすいと言えます。
また、五芒星を書くことによって超執刀と呼ばれる特殊能力が発動させることが出来、ここぞというときに使うことで致命傷を乗り越えることも可能にします。
では何が難易度を高めているかというと、とにかく素早い処置が求められることとWiiリモコンの精度の問題ですね。素早い措置が出来ないとバイタルの回復が追いつかないことが多く有ります。Wiiリモコンの精度についてはピンセットで異物を引き抜く際の判定がかなりきついという点ですね。手が少しでもぶれるとミス判定になったりします。片方だけならともかく後半は両方を求められることになるのでかなりシビアになってきますね。そのあたりは本作独自の病原体であるギルスがかなりあり得ない動きをすることが原因なんですけども。(例としては急速な増殖や一手、後手に回った瞬間に詰んでしまうなど)
自分が詰まった一部ギルスの攻略法
では度々文中に出ているギルスについてですが、わからない人向けに言うと理解不能な動きをする腫瘍みたいなものと思っていただければと思います。正確には感染症でウィルス兵器らしいのですが、発症してからはウィルスとか関係なく見える大きさまで形成され、まるで普通の生物かのように動いたり、爆発的に増殖したりと、かなりやりたい放題です。
そしてさらに厄介なのが複数の種類があることです。それぞれ別々の執刀手順で対処しなければならず、種類によっては慣れれば楽になるものもあるのですが、中には一度後手に回っただけで詰んだり、終始対処に追われなければならない種類もあるのでかなりきついです。
そういうわけなので僕がきついと感じたギルスの対処法を紹介したいなと思います。
まずはテタルティ種からいきたいと思います。
雑な図で申し訳ないです。
三角形の膜と楔を急速的に増殖させるギルス。楔が2つ並んだ面から増殖してゆき、少しでも対処が遅れると膜が爆発的に増え、バイタルが持たないため早急に数を減らすことを要求されます。
対処方法としては上から下もしくは下から上に向かって対処して、最終的に臓器の壁に向かって除去してゆくことが必要となる。臓器の端の部分の膜はそれ以上増殖しないためそこに向かってゆくことで増殖を阻止することが出来る。
また、楔が気体化して漂い始めたら体感で5~8秒まで大丈夫なので、その間に2つ並んでいる楔や大きな面に接している楔を取り除けると幾分かテタルティ攻略が楽になるのでおススメです。
次にもう一つだけ紹介したいのはデフテラ体(2対)です。
デフテラは存在するだけで腫瘍を増やし、さらに赤、青の個体で接触することで腫瘍の数を急増させる結構厄介な相手です。(赤青で接触している間のみ、干渉できるので逆に弱点でもある。)一対の時は腫瘍とデフテラの対処は順番に行っていけば容易に施術できますが、2対になったとたんに難易度が急激に上がります。
要因としては同色の個体が接触したとき、また赤青の対で接触するまでの時間が長くなるため腫瘍の数が倍近く増えるからですね。それによってレーザーが酷使されるので、それが使えなくなったらほぼ確定で詰みます。(レーザー含めて一部器具には使用限界があるため。)そのため赤青の対で接触させるように誘導して、早急にデフテラ体を除去する必要があります。
上の図でもあるようにヒールゼリーである程度誘導できるので、それを用いてまずは誘導します。赤と青でくっついた後は2~3秒程度干渉できないので、その間に腫瘍を焼くことが出来れば、超執刀なしでもある程度容易になると思います。
感想
そんなこんなでこのゲームがかなり難しいということについて長々と触れてきたんですけども、その難しさへの想いと同じぐらいに楽しいです。steamとかでも手術系のシミュレーターとかあるんですけど、それらと違って手術中にもしっかり話の展開があるんですね。淡々と手術をこなすゲームも悪くはないですけど、どうしても僕は飽きてしまう人なので展開のメリハリがしっかりしてるこういったゲームの方が好みですね。
なによりこのゲーム、キャラがいいんですよね。周りの同僚だったり、上司の先生方がピンチの時に駆けつけてくれたり、特効薬を完成させてくれたり、それぞれの専門分野を活かして全員で立ち向かっている感じが強く出てて好きです。主人公も序盤は本当に経験が浅い新人なんですけど、終盤に近づくにつれて本当に頼れるようになるので非常に好感が持てるタイプの主人公でしたね。
それもあってお話としてはきれいにまとまっていたので、本当にWiiの最初期に出たとは思えないぐらいにゲームとしての質が高いですね。同世代が初めてのWiiと考えるとなかなかだと思います。
あと感想の最後なのでついでに言っておきますけども、テタルティの楔が本当にきつい・・・。何回引っかかって、膜を増やして、患者が死んで、先生が超失踪したことか・・・。
終わりに
かなりグダグダと述べてきたんですけど、正直後半体力切れてきました。自分の所感を伝えきれているかは微妙なのですが、少しでも興味を持って様々なゲームに触れてもらえたらなと思います。
これからもいろいろなゲームを魅力的に伝えていけるように頑張りますので、よろしくお願いします。